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アルメニア共和国の中小企業振興支援

〜ナゴルノ・カラバフ問題(コーカサス地方に残る民族問題)〜

 1991年のソ連邦崩壊後、各国には民族問題が多く発生している。旧ソ連邦時代には、ソ連という国の中で国境がなく、旅行など移動も比較的自由であった。崩壊後各国の間には国境ができ、移動が自由にできなくなってしまったのである。またスターリン時代に民族を計画的に強制的に移住させた経過もあり、コーカサス地方だけの問題ではないようである。
 アルメニアにもナゴルノ・カラバフ問題がある。ナゴルノは「山が多い」、カラバフは「黒土のぶどう」の意味だがこれが地域名になっている。アルメニアの東隣アゼルバイジャン共和国の中にアルメニア系住民が多く住む地域があり、この民族が独立して自治共和国を目指しており、紛争の種になっている。
 アルメニア人はキリスト教、アゼルバイジャン人はイスラム教で民族的に対立がある。ナゴルノ・カラバフ地区の住民の80%ほどがアルメニア人であったが、この地域に住むアゼルバイジャン人は、民族的対立でこの域外から逃れている。アゼルバイジャン共和国は独立を阻止しようとしており、アルメニアとアゼルバイジャンの国境付近の紛争が続いている。これがナゴルノ・カラバフ問題である。
 逆にアルメニアの南西部には、アゼルバイジャンの領地が飛び地として残されており、複雑な形を形成している。
 アルメニアの北隣のグルジアにも、同様な民族問題がある。アジャリア、南オセチア、アブハジアがそれぞれ共和国としての独立運動の紛争が続いている。
2006年7月14日
加藤文男
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