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社長さんへの手紙

御社の経営風土にマッチした経営理念にしましょう

〜新しい経営理念の案を見て〜

 先日営業本部長にお送りした報告書『夢と希望とロマンの持てる会社に』を社長にもEメールのCCでお送りしましたがお読みいただいていると思います。これは、御社の全社員が今年の末に元気に働く姿を想定してみたものです。

 現在、社長のもとに約50名の社員の方が一生懸命働いています。彼らには家族もおり、将来少しでも楽しく、愉快で元気な生活をしたいと願っています。しかし、まだ御社はこれら全社員の『夢と希望とロマンの持てる会社に』に応える形にはなっていないようです。一日も早く、全従業員の夢をかねてあげる会社にしたいものです。

 先日社長がお作りになった経営理念の原案ですが一日も早く完成して一生懸命働く全社員を元気に奮い立たせる経営理念にしたいものです。経営理念には、「社長がリーダーシップを取って、このような会社にする」という強い意思表示がほしいのです。先日お送りいただいた原案は、「がんばろう」という掛け声は感じられるのですが、社長の強いリーダーシップが見える形になっておりません。

 社員の方々とお会いしてみると、全社員、強いリーダーシップで会社経営をする社長を待っていることがわかります。大企業であれば、社長が方針だけ出せば、副社長とか、専務が社長の意を汲んで実行してくれますが御社にはまだその人材がいないようです。御社においては、社長自らがリーダーシップを取って行く必要があります。経営理念に関して結論を言いますと「このような会社にするから俺について来い」というような力強い表現がほしいのです。

 「信頼される会社を作ろう」「総力を挙げてがんばろう」という文章では、表現が弱すぎます。これでは経営理念ではなく、労働組合のスローガンになってしまいます。「お客様から信頼される会社を作る」という断定的な表現で良いのです。この文章に会社の事業の目指す方向やもう少し具体的な目標が加われば経営理念として適切になります。

 経営理念についてはもう少し経営トップの皆さんで議論されてはいかがでしょうか。そして、御社の歴史や経営風土によくマッチした経営理念にしたいものです。
2007.7.27
中小企業診断士 加藤文男
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