| 先日お会いした際に「うちは中小企業だからマーケティングなどは関係ない」とおつしゃってました。しかし、本当でしょうか。 |
| 確かにマーケティングという言葉は、大量に生産販売する場合に良く使われています。マーケティングは、売れる仕組みつくりのことです。販売のある企業には、どのような企業にも適応できると考えています。 |
| 一般的に売上高は、顧客数と顧客単価、利用回数で計算されます。このことを考えますと、売上高を挙げるための方法として、@お客様に何度も買っていただくこと Aできるだけ単価の高いものを買っていただくことB新しいお客様を増やすこと C新しく売るものを追加すること 等が考えられます。 |
| 以上のことは、御社にとって当てはまるでしょう。 |
| お客様に何度も買っていただくことやできるだけ単価の高いものを買っていただくことは、こちらだけで一方的に決められることではありません。新しいお客様を増やすことや新しく売れるものを増やすことは、自社でどこまで努力するかで決まるような気もします。 |
| たとえば、お客様から要望があった場合に本当に真剣に検討しているでしょうか。「コレはうちの担当部品ではない」とか「技術的に難しすぎる」とか「精度がきつすぎる」などと営業担当者が断っていないでしょうか。 |
| 注文や要望は決して断らないでお客様の要望に応えて売上高を伸ばしている中小企業があります。その会社は、お客様の購買部門として機能しようとすることを企業の方針としております。自社でできないものは、他の同業者に製造してもらって納入しています。注文先も御社にとって、全く畑違いのとんでもないものは要望しないものです。板金加工関連であれば、少なくともそれに近いものを要望します。樹脂成型品などについては言ってこないでしょう。このようなものであれば何とかなるだろうと期待が込められて連絡してくれると考えてよいと思います。 |
| 御社にとって少し変わった注文と考えられる場合には、社員全員が集まって当社でできないかを検討するのも一つの考え方です。少しくらい精度が高いものは挑戦してみようと先輩が言い出すこともあります。複雑な構造のものは納期を多くもらってやってみようと新しい提案が出ることも考えられます。社内で検討して、どうしてもだめという結論になれば、関連する企業に対応してもらう方法もあります。その会社から見積りを取り、納期と価格を回答します。もちろんそれに見合う手数料はいただきます。どうしても価格的に合わなければお断りするか、その会社を紹介して直接注文してもらうこともできます。状況に応じて対応方法を考えましょう。最初から断ってしまっては、それでおしまいです。 |
| 社長さん! 御社にとってのマーケティングを考えて見られてはいかがでしょうか。 |
| 2007.5.3 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |