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社長さんへの手紙

補助金はたいへん魅力的ですが

 社長さん。補助金は大変魅力的に思われますね。良く理解できます。
 融資と違って、返す必要のないお金ですから、いつも資金繰りに頭を使われている身になってみれば当たり前のように思います。しかし、補助金にあまり頼らないで下さい。
 民間の機関が出す補助金であれば別ですがSBIRなど政府や各行政機関の補助金は、制限が多いのです。
 国民の税金を使うのですから当然といえば当然の話ですがこの制限を忘れないで下さい。
 一般論の話ですが、補助金の使途は、研究開発や調査など未開発のテーマの場合には有効ですが、一度開発が終了してしまうと受けられなくなるのが普通です。また、量産用など営業用に使用する設備には使えないのも条件の一つです。開発用にと申請すれば、出来上がった設備を量産には使えないのです。もし、量産用に使用するとその補助金は、返却しなければなりません。
 また、設備は、開発用に製作しても資産として管理する義務が生じます。大型機械の場合には、工場にとっては、保管スペースと必要とするうえ、生産に使用できないのですから無用の長物になる危険性もあります。
 このように考えてきますと、本当に必要で効果が大きいものであれば、融資を受けて購入した方が効果的です。事業に対する考え方も違ってきます。こちらの方がきっちり社員に説明すれば長持ちするように大切に使ってくれます。また、その設備について真剣に考えて、効率よく使用するようになると思います。自社の資金を投資することで別の効用も出てくることもあるのです。
 どうしても、資金的に問題がある場合には、事業により設備の貸与制度や設備に限定した貸付又はリースの制度を設定している行政機関もあります。この制度については行政機関により、また年度により施策が変更になりますので新しい年度の中小企業への支援施策をよく調査して有利なものを探したいものです。
 ぜひ、語相談ください。
2007.4.27
中小企業診断士 加藤文男
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