| 社長さん! 結構無理をして実施した一昨年の設備投資の結果は大成功でしたね。この設備投資がいよいよ今年度の売上高と利益の増大に大きく貢献しそうです。設備投資には、大分迷われたようですが、決断して本当に良かったと思います。あの設備投資がなければ急な大口注文にも対応できなかったと思います。 |
| 設備投資は、常に考えておかなければならない重要検討事項です。売り上げの伸びる見込みの少ないときに投資には消極的になるもので仕方がないことです。しかし、古い設備の更新については常に計画性を持って準備をすることも忘れないようにしましょう。 |
| 現在故障もなく働いている機械を更新するには勇気がいることは良くわかります。しかし、世の中の動きも変ってきています。古い設備はすぐに廃棄するのではなく、全体の設備の配置を再検討し、レイアウトを変更して残す方法もあります。 |
| 発注者の立場からすると工場の能力は機械設備で判断されることもあります。確かに製造能力は機械設備ではなく、経験と腕でカバーすることもできますが、機械の能力は毎年、進歩しており、経験と腕をしのぐ場合も相当出てきています。世の中の動きを良く見ながら設備の更新も検討しましょう。 |
| 社長さんは、現在の工場のスペースでは新しい設備の購入は無理とのことでしたがレイアウトを再検討してはいかがでしょうか。工場の中に原料や材料、機械工具で占められたスペースが結構あります。原料や材料は、在庫量を減らす努力も必要ですがその重量に応じて二段や三段の棚を購入し、整理する方法などの工夫もありそうです。 |
| 各機械設備の近辺にそれぞれおいてある冶工具も共通に使用できるものがあるはずです。各機械設備においてその作業で必要とされる冶工具は、限定されると思います。これらは一箇所に集めて集中管理するのもひとつの方法です。必要な冶工具だけをその作業のときにワゴン車に載せて移動させるのも、段取りを考える良い機会になります。冶工具は近くにあれば便利なことは確かですが考え方を買えれば改善も可能と思われます。 |
| このようにレイアウトを含めてあれこれ考えると現在の工場のスペースで空きスペースも出てくるものです。新しい設備のスペースの問題も解決するかもしれません。 |
| ぜひ、従業員の方々と検討しましょう。 |
| 2007.4.20 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |