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社長さんへの手紙

利益の出た時には従業員への配慮も

 社長さん! 今年度の売上高倍増と予定の利益が確保できる見通しが立ち、本当に良かったですね。景気が回復してきたとは言うものの、予定通りの利益を確保することは本当に厳しいのが現状です。これも、今まで社長さんが築いてこられた顧客との信頼関係によるものです。社長さんが日頃から気にされていた品質と納期に対する取引先からの絶大な信頼が注文拡大に結びついたものです。これは何物にも代えることのできない大きな財産です。ぜひ大切にしたいものです。
 さて、ここが考え時です。
 今期は従業員の方々も相当がんばってくれました。夜遅くまで注文に追いつくために残業もしてくれました。確かに今後もこの好業績が続くことは難しいかもしれません。しかし、今回は従業員の方々にも配慮しておきたいものです。社長さんが言われたように、給与にそのまま反映してしまうと将来への不安もあるでしょうから、賞与の形で反映するのも良いのではないでしょうか。来期も又無理をお願いしなければならないかもしれません。そのためにも従業員への対応を忘れないでください。
 従業員は良く見ています。それでなくても「会社のためだけに利益を使ってしまい、俺たちには回ってこない」と思っているのが普通です。社長さんの経営方針で今回の利益が確保できたのですが、従業員あっての結果でもあります。賞与の形で反映すると同時にともに喜び元気なことを分かち合いたいものです。そして、今後もがんばってくれるようにお願いしましょう。
 同時に賞与を渡す際に将来への備えとして無駄使いせずに上手に有効に使うようにお話されたらいかがでしょうか。
 利益のでたときには、思い切って効果のあるお金の使い方を考えたいものです。
 ぜひご検討ください。
2007.3.16
中小企業診断士 加藤文男
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