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社長さんへの手紙

社長さんが一番できるのは当たり前です

 部下のやった仕事を誉めてください。
 先日、ある会議の席上、社長さんが「俺ならもっとうまくやれたのに」ということを言っておられるのを聞きました。
 社長さんが簡単にできるのは当然です。部下が折角、一生懸命やったことを「俺ならもっとうまくやる」ではお話になりません。
 社長さんは、自社について最も精通しておられ、経験も豊富ですし、周辺の状況を読むこともできます。さらに社長さんの持つ情報は、部下よりもずっと多いはずです。人間関係も深く強力でしょう。部下よりも上手くできて当たり前です。
 「俺ならもっとうまくやる」という批判では、部下は育ちません。一緒に仕事やる気もなくしてしまいます。
 社長さんは一匹狼でここまで組織を作ってきたという自負はおありと思いますがこれからもっと組織を大きくし大きな仕事をしようと思えば部下の力が必要なのです。一人でできる仕事には限界があります。だから、部下に権限を委譲して、社長さんは、もっと高度な、社長さんにしかできないことをやっていただきたいのです。
 部下の能力は、個人の力量もありますが経験年数も大きく影響します。
 色々御社の社員に意見を聞いてみますとこのような不満が多いようです。これでは、景気がよくなり、その部下を欲しいという会社が出てくると離れてゆきます。
 内の組織は大丈夫と反論されそうですが昔とは人の考え方も大きく違うのです。「俺が面倒見た」というのもどこまで通用するかわかりません。部下のやった仕事は誉めてあげてください。そして、時には素直にご自分のあり方を見直してみるのも大切のように思います。
2007.2.25
中小企業診断士 加藤文男
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