| 製造業の資材購買担当の役割は、「必要な原材料、部品をできるだけ安く、少ない数量でも、必要なタイミングに買い集めること」です。原材料がなくては、製品を組み立てたり、取り付けたり、製造に使用することができません。資材購買担当者は、とにかく必要なものを購入し、生産に間にあわさなければならないのです。時には、値段が少しくらい高くても購入しなければならなくなることもあります。これが購買の使命です。 |
| 営業の受注した製品を納期に合せて製造する為に必要とする材料や部品の量を計算し、製造するタイミングに合せて適切に発注し、購入します。中には、納期の長く必要とするものもあります。生産中止になり別のモノに変更になったり、製造していた注文先が販売をやめていることも考えられます。それでも資材購買担当部門は、新しい調達先を探してそれに代るモノを購入しなければならないのです。勿論、適正な品質を確保したうえでの話しです。 |
| 資材購買担当者にとって、価格交渉は最も重要な仕事になります。カタログを見て価格表どおりに購入するのは誰にでもできます。会社が利益を出すためには、少しでも安く購入しなければなりません。同様な部品や材料に関する他社の情報を入手し、比較検討し、妥当な価格水準はどこにあるかを判断するのです。使用される原料や材料の価格の変動にも注意をしないと売り手から良い購入価格は引き出せません。 |
| 更に、資材購買部門は、適切な数量を確保することが大切です。安く購入するために「どうせ使うだろう」と使用を見越して大量に購入し、使用されずに倉庫に眠っている材料が多くなり、最終的に廃棄されるようでは困ります。これでは会社として利益を出すことはできなくなります資材購買担当者には、できるだけ少ない在庫抑え、且つ製造に迷惑をかけないことが要求されるのです。 |
| また、設計部門は常に新しい原材料を使うことを要求します。新しい原材料を調査し使用するようでないと市場の競争には勝てなくなるからです。従って、設計部門の開発に合せて適切な原材料に関する情報も集める努力も必要です。設計部門の要請に応じて、相談に乗り、情報を提供する役割もあります。資材購買担当者こそ最先端の技術と情報を勉強しなければならない部門なのです。 |
| こうして考えると会社が利益を生み出せるかどうかは、資材購買担当者の腕にかかっているといっても良いでしょう。この意味では、営業よりも優秀な人材を投入すべきです。 |
| 社長さん!御社の資材購買担当は、元気がありますか。優秀な人材を投入していますか。 |
| 2006.12.20 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |