| Sさん! 会社勤めのときに考えたアイディアを商品にしたいという考えは大変面白いですね。前に勤務していた会社でアイディアを商品化できなかった自分でやってみたいという考えにも賛成できます。定年を迎えて、何か世の中に立つ仕事をしたいとか、役に立つ商品を販売したいという夢は技術者の方にとって元気の元ですね。ぜひ製品を早く完成させて事業を始めてください。ただ、新製品については、特許も申請中とか、アイディアを特許で押えるのは大切なことです。 |
| 先日あなたは(まだ会社を作っておりませんのでこう呼ばせていただきます)会社を作りたいと希望されていました。製品が完成する前に早く会社を作りたいというのも理解できますが、それよりも製品の完成度を高めておくことです。会社を作っておかないと製品を販売できないと勘違いされておられたようですがそのようなことはありません。 |
| 会社を作らなくても事業は始められます。試作品を作る資金があればどんどん進めて良いのです。同じようなアイディアを持つ人は多いものです。1日も早く試作品を完成させてください。 |
| 良い製品に仕上がったときにその試作品を関連する企業に持ち込むこともできます。関連する商品を製造販売している前に勤めておられた会社は、市場の様子を良く知っているので良いと思います。今度は技術部門ではなく営業部門へ直接持ち込まれると良いでしょう。このときにあなたはご自分で会社組織にしておかないと相手にされないとお考えのようですが製品の完成度のほうが重要です。全くはじめての会社に持ち込むときには、確かに会社のほうが通りが良いでしょうが、会社でなくても製造販売はできるのです。 |
| まず個人事業として始めましょう。事業を始めても最初は、売り上げも少ないでしょうから、事業計画も立たないでしょう。ある程度製品に見通しが立てられた段階で、会社にすればよいのです。取引先から継続して取引するために会社組織のほうが良いといわれる場合がありますが、そのときに会社にしても良いのです。 |
| それまでの間に時間をとって会社にするために何が必要かを勉強しましょう。経理のことも学ぶ必要が出てきます。そのときには又相談にも乗りますよ。 |
| ただ個人で事業をはじめられる場合も、所轄の税務署に開業届は出しておきましょう. |
| そして、事業を始めたら毎年確定申告も忘れないことです。 |
| 2006.11.25 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |