| 社長さんは、取引銀行を選ぶ場合にどのように考えていますか。 |
| 会社を経営していると運転資金などどうしても融資を受けなければならなくなるときがあります。国や県レベルでも中小企業のためにいろいろな融資制度を設けています。これを制度融資と呼んでいます。制度融資には、行政機関により、これから創業しようとする方への支援、規模の小さな事業を営んでいる方への融資、売り上げが減少したり、取引先の倒産に合われた方への融資など各種あります。これらは全て中小企業のために準備されたものです。この種の融資は、制度融資取り扱い金融機関を通して、受けることができます。 |
| 中小企業の経営者の方は、格好も良く、融資を受けるにも有利に思われるのか、ともすると大手の金融機関と取引したがる傾向があります。しかし、決してそのようなことはありません。中小の金融機関のほうがその中小企業のことを本当に考えてくれるのです。500万円とか1000万円位の金額の場合は大手の金融機関はあまり相手にしてくれません。面倒で割に合わないと考えるためかもしれません。相談すると直接断られることはありませんが、適当な難しい理由をつけられます。これは金融機関がわずらわしいと考えているからです。 |
| このような場合、地元の信用金庫などのほうが真剣に対応してくれます。金融機関にも相手をする適切な企業規模や融資の金額の大きさがあるのです。また、日常から取引金融機関には、融資を受けることを想定して、会社の状況などを報告し、挨拶をしておくことです。 |
| 金融機関も事前に会社の状況の説明を受けていれば、経営に関するアドバイスをいただけたり、融資が必要になったときには相談に乗ってくれます。取引先から、金融機関の指定がある場合はやむを得ませんが、中小企業の方には地元の銀行や信用金庫などを利用する方が良い場合が多いのです。 |
| すでに取引をされている金融機関を無理に変える必要はありませんが、創業を考えている社長さんはこの辺の事情をよく理解して金融機関との取引をしておきたいものです。 |
| 2006.11.4 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |