| 社長さんは、先日「私はいつも走りながら考えています」といっておられました。 |
| 本当にそうでしょうか。走りながら考えているのではなく、走りながらもらった宿題の解決と対応をやっているだけではありませんか。いろいろな形で宿題がやってくるので忙しく、それを処理することに時間が使われ、仕事をしていると勘違いしているだけではありませんか。 |
| 確かに人数の少ない会社ですから、いろいろな情報が社長に直接入ってくると思われます。しかし、これらの情報に気を取られてはいけません。本当に社長さんにしかできない仕事、社長さんのやるべき仕事に絞って対応してください。他の人にできる仕事は、彼らに任せてください。そうでないと社員も実力を伸ばすことができません。それは会社にとっても、本人にとってもマイナスです。社長さんですからたいていのことは、他の社員よりも簡単に解決できます。でもそれにとらわれてはいけません。 |
| 小さな簡単なことに時間をかけていますとこれだけでも社長さんの時間がなくなってしまいます。忙しい、忙しいといっているうちに1日が終わってしまいます。簡単に問題を処理して、「やっぱり俺がいなくてはだめだ」などと思わないでください。問題を早く処理して社員に優越感を感じても何の意味もありません。 |
| 結局は、「走りながら考えている」のではなく、ただ忙しくしているだけで考えていない結果になってしまいます。 |
| 本当に走りながら、社長さんのやるべきことだけに絞って仕事をしているか考えてみてください。 |
| 2006.9.23 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |