| 企業においては、設計開発の際にいろいろな実験や試験を行っています。企業にとって実験や試験のレポートは貴重な財産です。簡単な試験でも外部に委託すると結構な金額のお金を必要とします。実験結果を外部に提出する場合には、この報告書の内容で企業が評価されます。試験内容及び試験方法は、後日いろいろな質問があった場合に十分答えられるように内容や順序など検討した上で行うことは勿論ですが、報告書についても十分配慮しておきたいものです。結論の記していない報告書は、単なるデータであって正式な報告書とはいえません。 |
| 先日お伺いした際に、社長さんの会社の試験報告書を見せていただく機会がありました。残念ながら、データを整理しただけで報告書としては十分といえませんでした。たいへんもったいないことです。ぜひ、貴重なデータを将来生かせるように書き方を統一したり、内容の整理の仕方を社内で標準化することをお勧めします。参考事例を下記しておきます。御社内で内容を検討し、追加、削除していただきたいものです。 |
| 報告書の項目(参考事例) |
1 目的
実験をなぜやるのか。
どこからか依頼された場合その理由なども入れておくと良いでしょう。 |
2 結果・結論
実験した後の結果の良否。実験の結論です。
これは、5番目にまわしても良いのですが、多忙なビジネスにためには結論は早く書いたほうが良いでしょう。結論を早く知りたいものです。わかりやすく簡潔に書く。結論項目がいくつかある場合には、箇条書きにします。急ぎの場合は、データのみで報告し、後日結論を記入して完成しておきましょう。 |
3 実験方法
どのような設備を使用したか。どのように実験したか。
どこで実験を行ったか。現在は、わかりきった内容ですがあとでレポートを見てわかるように書いておきます。図を使用し、箇条書きにします。
実験設備など現在は、デジカメで写真が簡単に取れますから印刷して資料として添付するのも一方法です。 |
4 条件
実験の日付や曜日は当然ですが、試験の際の各種条件ではできるだけ詳細に記録しましょう。当日の天候や気温なども入れておくと、後日分析する際にたいへん参考になることがあります。 |
5 考察(結果に対する所感)
必ずしも必要はないのですが、最初予想、予測していた結果と異なる場合は、記しておくと良いでしょう。実験した人もそのときの気持ちは忘れてしまいます。できるだけ書いておきたいものです。いろいろな試験を重ねるとそれぞれの実験の印象が薄れてきます。後の検討のためにもぜひ書いておきたいものです。
データのみで報告した際、関係者の意見があればこれもできるだけ忠実に記しておくとたいへん参考になります。 |
6 その他
取得したデータ、写真など別紙で関係を明確にした上で添付します。(プリントアウトする用紙のサイズはA4に統一、写真はA4に貼り付けます) |
| 共通事項 |
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使用用語の統一 |
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同じような意味を持つ言葉や用語は、社内で統一することも必要です。 |
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フォント |
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読みやすい文字で。 これも社内で統一するのが良いでしょう。 |
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読みやすい配置 |
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報告書全体の文字の配置やバランスを考えて書きます。 |
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デジカメ記録 |
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デジカメでの記録はあとで誰でも探し出しやすいように保存する方法番号付与についても統一しておきたいものです。データが増えてから整理するのは時間のかかるものです。 |
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| 2006.7.23 |
| 中小企業診断士 加藤文男 |